マイルマイルという人がいるけどもマイルって一体何なのかよくわかっていない方もいると思います。
航空会社のマイレージシステムについて解説します。
マイルとは
マイルとは、飛行機に乗った距離(マイル)に応じて貯まるポイントシステムです。このマイルというポイントをたくさん貯めると、そのポイントと引き換えに特典航空券という飛行機のチケットに交換することができます。この特典航空券は区間やクラスの指定がほとんどありませんので、東京大阪を頻繁に往復する人でもハワイ行きのファーストクラス航空券に交換することも可能です。
マイルを貯めるには
飛行機のマイルは一般に飛行距離と航空券のランクによってマイルが溜まります。例えば東京からの飛行機では大阪行きより沖縄行きのほうが飛行距離が長いのでその分マイルが多くたまります。また、航空券のランクは、エコノミーの安い運賃で乗る人よりビジネスやファーストクラスで乗る人のほうがマイルがたくさんたまります。また、同じエコノミーでも、運賃の種類によってマイルのたまり方が変わってきます。ANAのスマートU25や旅割・先得割引のような割引運賃はマイルがあまりたまりませんが、普通運賃で乗った場合や株主優待という株主様を優遇する運賃制度だとマイルが多くたまります。
マイルの使いみち
マイルはその会社の特典航空券と交換することができます。マイルで交換できる特典航空券は、エコノミーにかぎらず、ビジネスクラスやファーストクラスの航空券に交換することができます。
スーパーなどのポイントでは一ポイントの価値が比較的安定していると思います。500Pで500円分の金券に交換するとかが代表例でしょう。しかし、飛行機のマイルは、交換する航空券によって価値が全然違ってきます。例えば日本国内の国内線であればだいたい往復で15000マイルで特典航空券と交換することができます。これが、日本から北米行きのビジネスクラスだと、80000マイルで交換できます。国内線だと往復で5万円前後ですが、北米行きビジネスクラスで往復すると120万前後かかります。国内線だと1マイル3円前後ですが、北米行きだと15円相当まで上昇します。飛行機が好きな人ががんばってマイルをたくさんためているのはたくさんためて交換すれば価値が上がるからです。
マイルをたくさん貯める方法
マイルをたくさん貯めるには、グレードが高いクラスで長距離の飛行機にたくさん乗ることが必要でしたが、現在は様々な方法で貯めることができます。
例えば、クレジットカードのポイントです。現在マイレージシステムを導入している会社の多くで自社のクレジットカードまたは提携カードを発行しています。ANAであればANAカードを発行していますよね。このカードでカード決済していくと、カード内のポイントが溜まって、そのポイントをマイルに交換することができます。また、ANAであればANAカードで飛行機に乗るとボーナスでマイルが貰えたり特典が多数あります。マイルをたくさんためたい人はその航空会社のクレジットカードを発行しておくのはマイルを貯めるのに非常に有利になります。
ある人は、他のポイントをマイルに交換します。Tポイントや楽天ポイントはANAやJALのマイレージに交換することができます。交換レートは1ポイント0.5マイルと半減してはしまいますが、それでも1マイルに3円以上の価値があるとわかっていたらそのまま使うよりはマイルに交換するよりは価値の高い使い方になると思います。
また、お小遣い稼ぎサイトいわゆるポイントサイトでためたポイントをマイルに交換している人も多いですね。この場合、色んな方法でポイントが大量にたまりますから、結局たくさん買い物をしないといけないカードや他のポイントを交換するよりは早く大量にポイントが溜まります。しかし、この場合も普通の方法ではレートが0.5倍になってしまいます。なんだか損した気分になってしまいますね。これでも十分おトクなのですが…
ANAカードとポイントサイトの合わせ技
ANAマイルに限る方法なのですが、ANAカードとポイントサイトをうまく融合させることでポイントサイトからのマイル交換レートが改善する方法があります。
適用するための条件は
- ANA To Me Card PASMO JCB カード の保有
- メトロポイントに交換できるポイントサイト
の2つです。
この合わせ技は通称ソラチカルートと呼ばれて、ANAマイルをたくさんためている方にはよく知られた方法です。このソラチカルートについては、別ページで解説しています。