クレヒスのこと、気にしてますか? ~クレジットカード案件に着手する前に考えたいこと~

クレジットカード

最近クレジットカード案件がまた活発になってきていますが、皆さん当然クレヒスのことは考えておられますよね。

この記事はクレヒスのことを知らない人やカードの審査に落ちてしまった人に読んでいただきたい記事を再掲いたしました。

 

当たり前ですが、人の信用はなかなか得ることは難しいです。当然ですが、何もしないで人のことを信頼することは難しいです。というか普通ならできませんよね。

バイトとか仕事でも、まずは面接をして、それから試用期間・研修があってはじめて一人前になれます。一人前になってからもその職場の深いところまで突っ込めるようになるにはまたしばらくかかるでしょう。

クレジットカードでも同じです。陸マイラーの皆さんはポイントサイトやマイル発生装置のために多くのクレジットカードを発行・所有しています。クレジットカードの発行は信用が第一。どこのカード会社でもあてずっぽうにカードを発行していません。というか、日本の法律でもできないことになっています。ばんばん発行してしまうとアメリカで起きたいつかのリーマンショックのようになってしまいます。そこで参考にしているのが信用情報、いわゆるクレヒスというやつです。

信用情報・クレヒスについてはこのページで詳しく取り上げています。

”https://www.ana.nagoya/2018/01/05/credit_card_cic/″

CICと信用情報

この信用情報のページの中にCICに照会する話を出したいと思い自分の信用情報をCICに問い合わせすることにしました。

”http://www.cic.co.jp/″

CICは簡単に言うと信用情報のデータベースを管理している会社です。CICに加盟するカード会社(ほとんどのカード会社)は新規申し込み(アップグレードを含む)があった時と利用額の増額申請があった時、途上与信という法律で定められた臨時の信用情報確認のときにクレヒスを照会にかけます。本来途上与信以外は申し込んだ本人が信用情報を提供することになっていますが、申込時の規約にあるようにカード会社が代理で照会しています。

自分が他人にどれだけ信用されているかはなかなか難しいところです。人に聞くのもあれですし、聞かれても答えづらいです。しかし、信用情報については本人が確認することができます。自分が他人(カード会社)にどれだけ信用されているかがわかる貴重な資料ですから、一定期間ごとやカードを契約・解約するときに確認することをおすすめします。

CICの信用情報照会方法

CICでは、インターネットによる開示・窓口での開示・郵送での開示を行っています。

”http://www.cic.co.jp/mydata/index.html″

CICの事務所が近所にある人以外インターネットによる開示照会が一般的だろうと思います。

インターネットでの開示に関する手数料は1000円と電話番号確認のためのナビダイヤル通話料です。(残念ながらナビダイヤル以外の番号は発見できず…)

8:00-21:45の間でインターネット開示請求を受付しています。年末年始も営業しているようですね。

詳しい手順はCICのページからどうぞ。

”http://www.cic.co.jp/mydata/pc/procedure.html″

まず、自分がカード会社に登録している電話番号からページにCICのページに記載の電話番号にかけて受付番号を取得します。

自動音声ガイダンスなので、人と

話すのが苦手なシャイな方でも安心。

カード会社に複数の電話番号に分かれて登録している人は一つの番号で受付番号を取得してください。この後インターネットで別の電話番号を登録できます。

受付番号を取得したらIEまたはEdge(windows10の標準ブラウザ)でCICのページを開いて情報開示申し込みページを開いてください。

手数料決済後の確認ページでは、実際にダウンロードできる信用情報のPDFファイルを開くためのパスワード(ファイルを開くときに毎回必要)を表示しています。(下の方)

大事な情報(メールで確認メールとかも来ません。一度限り)なので番号を控えておくか、スクショをとっておくのもいいと思います。

次の画面で信用情報のPDFがダウンロードできます。

信用情報を確認すべき理由

なぜ、新規申込みの時や解約のとき見ておいたほうがいいかというと、信用情報は育てられるからです。

これは、僕のJCBカードの信用情報を照会した結果です。

一番下の入金情報は、カードを使ってきちんと入金(引き落とし)できているかどうかを表しています。いちばん大事なところですね。この欄は過去24ヶ月分(解約したときは解約したときから過去24ヶ月)の欄までしかありません。つまり、カード会社からすると過去24ヶ月までも入金状況しかわかりません(カード会社本体のデータベースは別)。この画像では毎月『$』が並んでいます。これはこの月にカードの利用があって入金されたことを表しています。このカードは24ヶ月間滞ることなく利用されて期日までに全額入金しているという信用情報です。入金状況だけ見ると最高の信用情報ですね。

この入金状況で万が一引き落としの失敗などで期日までの入金がなかった場合、多くの場合は再引き落としや当月中の早い段階での振込みによる入金で『$』マークや報告なし(空欄)になりますが、これらと利用なしの『-』以外の記号が並んでいた場合(P・R・A・B・C)は信用情報が悪い状況です。これを残しておくのは非常にまずいです。

カードの信用情報はカード解約後5年間は保管されます。このときに解約を予定しているカードの信用情報に23ヶ月前の入金状況が悪い記号がついていた場合、解約するよりも2ヶ月程度解約を延期するほうがベストな選択になります。2ヶ月程度CICに入金状況が反映されるまで持ち続けているだけで悪い記号が押し出されて25ヶ月以降になってしまえば、他のカード会社からは見えなくなりますから信用情報がよくなります。この延期している間に少しでも使って決済するとさらに信用情報がよくなりますね。ちなみに解約してしまうと5年間は悪いスコアが残ってしまいます。

信用情報はこの資本主義社会の日本ではとても大切な個人の資産です。よくカードを持ったら毎月少しでも使って決済しましょうと言われますが、まさに信用情報を育てるのが目的です。

今はコンビニでも少額からカード決済ができる時代ですから、カードを発行したら、次のポイント・ANAマイルを獲得するためや将来の自分のために信用情報のことを考えてカードを使っていきましょう。

相手のことを考えて仕組みを理解して将来の自分に今から備えましょう。

多重申込もダメ!!

いくら信用情報がいい場合でも多重申込みは入金状況とか信用情報の良し悪し関わらずカード会社からはよく思われません。一度に2枚も3枚もカード申し込んだりするのは同じカード会社でもクレヒスを傷つけるだけです。

つまり、何が言いたいかというと、ブランドを変えて同じカードを発行しようとか審査落ちたけど納得行かないからもう一回申し込むとか、そういうのって大変よろしくないですよってことです。

何故かと言うと借り逃げされることを恐れているからです。様々なカード会社にいわば借金の申し込みをしているような状態ですから、当然貸し渋りが起こります。

まあこれも一概には言えなくて、同じカード会社なら多少の多重申込みは通ります。なぜなら、カードの利用枠は共通化しているからです。共通化しているので新たに与信枠を与える必要がないので、特に年会費のかかるカードであれば通りやすいでしょう。あくまで多少の多重申込みの場合ですが。

ちなみに、申し込み履歴は半年程度残ります。万が一否決が続いてしまった場合はおとなしく半年程度あけて申し込み履歴を追い出したほうが後々いいと思います。

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